
ブライデン陽子
自分のことを説明する代わりに、これまで自分に大きな影響を与えてきた出来事をいくつか挙げてみました。その方が、私という人間をより正確に知ってもらえる気がしています。
まず何よりも、日本を飛び出してアメリカに渡ったこと。あれがすべての始まりでした。世界には、こんなにも多様な食や習慣があるのか、と気づかせてくれた最初のきっかけです。
最初に暮らしたのはマンハッタン。大切な20代のほとんどをこの街で過ごしました。世界中の人が集まり、文化やアイデアが交差するこの小さな地球のような街で、毎日が刺激的で、楽しくて、眠っている時間がもったいないくらいでした。旅先で出会った味を追いかけて研究するには、この街ほどふさわしい場所はなかったと思います。私の料理の多くは、この場所から生まれたと言っても過言ではありません。
そして、バックパックを背負って世界を旅しながら食べ歩いた経験。それは、単に各地の「おいしさ」に出会っただけではなく、食を通じて文化を知り、そこに生きる人々の価値観や暮らしを垣間見る体験でもありました。食文化の多様性、そしてその深さに気づかされる旅でした。
大学ではアートとアンソロポロジー(文化人類学)を学びました。これが、私にとって「食」をただ味わうだけでなく、文化や美意識、歴史や風土の中にあるものとして捉える視点を与えてくれました。この2つの学びは、今の私の土台になっています。
こうした経験の積み重ねから、今の私のスタイルが自然にかたちづくられました。自由でしなやかで、何にも縛られない発想。食や暮らしの中に、自分らしい視点を込めて提案していけたらと思っています。
ブライデン陽子
〜ボストンにて

COOKING IS AN ART
料理とアートは、いろんな意味でとてもよく似ている。
スキルやルールに縛られず、自由な発想で、アートを楽しむように料理を作る。
そんな風に台所に立てたら、毎日のごはん作りがもっと楽しくなるはず。
このブログでは、日々の食をもっと気軽に楽しむための、ちょっとしたアイデアやヒントを届けたい。
THE ESSENCE OF GLOBAL CUISINE
せっかく食べるなら、もっと美味しく、もっと体にやさしく。
そのヒントは、まだあまり知られていない世界中の調味料や調理法の中にあるかもしれない。
国やジャンルにとらわれず、いろんな要素を自由にミックスしながら、美味しくて、ヘルシーで、ちょっとお洒落な食卓を、これからもずっと探求していきたい。
そして今、Yoko Design LLCとして
これまでの経験や学びをもとに、現在は「Yoko Design LLC」として、食を通じた体験や学びを届けるさまざまなプロジェクトを展開しています。
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